2.9 ISO感度の効果
10-05-09_MK3_8830DPPNHP.JPG

フイルム時代にには考えられなかったこと、それはISO感度の設定が1コマ単位で変更できることです。この機能が加わったお陰で露出コントロールがISO感度を使ってできるようになりました。

ISO感度は、100,200,400,800,1600と倍になると1絞り分の感度が上がります。昔のポジフィルムの基準はISO100でしたが、デジタルになってからは、ISO200を私の基準の感度としています。

今までは、手前の花と飛行機をパンフォーカスで撮りたいとした時に、例えばPLフィルターを付け、絞りがf8でシャッタースピードも1/500は欲しいとします。でも、ちょっと暗かったのでやむなくシャッタースピードを落とそうかって悩むときも多々ありました。

でも、今はちょっとISO感度を上げてしまえば良い。ホント、楽になりました。

では、感度が高ければ良いのかっていうと、実はそんな上手くはない。「感度を上げる=増幅する」ですので、結局ノイズが多くなって写真が粗くなる。

昔の高感度フィルムも同じように粒子が粗くなって、ISO800とかちょっと使い物にならないくらいでしたが、今ではISO3200程度の感度は十分実用に耐えるものと思います。

私の使っているカメラ、Canon EOS-1D MarkIII,EOS 5D MarkIIでは、ISO3200程度まで常用しています。さすがにISO3200は大きく引き延ばすのには厳しいかなと感じていますが、それでもこのような感度が使える事自体驚きものです。EOS-1DX で最大ISO10240、通常はISO6400までで常用しています。

ただ、高感度とノイズリダクションの性能アップに力が入っているためか、ISO100などの普通の感度できっちりと写るカメラが少なくなってきているようです。

めったに使いませんが、低速シャッターを使いこなすためにもISO50やISO100は便利ですので、これは残しておいて欲しいと思います。

作画上の効果としては、ノイズを活かした写真を撮るか否かにかかってきます。ただ、ノイズは後からレタッチで加えることもできますので、そんな大事な効果ではないと思います。(‥ゞ

いずれにしても、自分のカメラでISO感度がどの程度なら我慢できるか、自分で確認しておいて、その範囲内で露出コントロールに上手く使えば便利な機能です。

※最近は撮像素子の性能が上がり、超高感度をうたっているカメラも多いですが、例えば全紙に伸ばすとして、どの程度が実用範囲となっているのか、気になります。高画素とか高感度とかキャッチフレーズに惑わされないよう、賢く考えてください。画質も含めたトータルバランスが大事です。