2.6 撮影モード
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次は撮影モードです。一般的には次のようなモードを選べると思います。応用撮影ゾーンは、カメラが簡単ですよって言うための子供だましなので割愛します。(‥ゞ

1.全自動(AUTO)
2.プログラム(P)
3.シャッタースピード優先(Tv)
4.絞り優先(Av)
5.マニュアル(M)
6.バルブ(B)

カメラ屋さんに行くと、まず1.全自動(AUTO)で撮ってもらえば大丈夫出よなんて甘い言葉を囁かれると思いますが、動いている飛行機を撮るには適していません。カメラ任せで露出補正などもできない仕組みですので、これだけで終わるなら、一眼レフを購入した価値があるのか、ちょっと考えないといけません。

今まで説明してきた露出のお話を思い出してください。被写体によっては露出を調整しないと白いものが白く、黒いものが黒く写りません。ですから、全自動(AUTO)は普段使わないようにしましょう。

全自動(AUTO)によく似ているのが2.プログラム(P)です。これもカメラが勝手に絞りとシャッタースピードを決めますが、裏面のダイヤルで簡単に露出補正ができます。露出補正を行うと、カメラが決めた方法で絞りやシャッタースピードが変化します。

従って、ぱっとカメラを構えて瞬時に撮るような場合など絞りやシャッタースピードを意識しないで撮影する場合には便利でしょう。もちろんストロボ撮影の時にはこのモードが重宝します。

でも、飛行機を撮影する目的ならば、次の 3.シャッタースピード優先(Tv)4.絞り優先(Av)が便利です。

飛行機の撮影において望遠レンズを多用します。また動いている被写体を追いかけるので、絞りよりもシャッタースピードを意識して撮影する必要があります。

ですから、自分が必要とするシャッタースピードを決めて、絞りをカメラに任せるシャッタースピード優先(Tv)が便利です。一方、レンズの開放F値に絞りを固定しておけば、その時の明るさに応じて一番早いシャッタースピードを選択してくれる絞り優先(Av)も利用価値があります。

最近は、シャッタースピードや絞りの範囲を超えて調整が必要な時は、自動的に設定を変えるセーフティシフト機能やISO感度を自動的に調節する機能などがありますので、安心感も高まっています。

いずれの場合も撮影状況に応じて露出補正が必要ですから、決してカメラ任せにせず露出コントロールを自分で行ってください。

5.マニュアル(M)は、カメラの自動設定を使わず、露出インジケーターの表示を見て絞りとシャッタースピードを決める方式です。露出補正という概念はなく、露出補正を考慮したうえで自分で絞りとシャッタースピードを決めることになります。

3.シャッタースピード優先(Tv)や4.絞り優先(Av)と5.マニュアル(M)、どちらが飛行機撮影に向いているかと言うと、一長一短があって、結局好みかなぁと最近は思っています。

例えば、飛行機が順光で一定の光を受けたまま真横を飛んできたとします。ところが、背景の明るさがめまぐるしく変わる状況を想像してください。マニュアル(M)だと背景に影響されず、飛行機を同じ明るさで撮影し続けます。ところがシャッタースピード優先(Tv)や絞り優先(Av)だと背景の明るさに影響を受けて機体が明るく写ったり暗く写ったりしてしまいます。これを露出補正で調整するのは、ちょっと難しいかなと思います。

ところが、同じような状況で雲が陰ったりして、飛行機そのものに当たる光の量が変わったとします。シャッタースピード優先(Tv)や絞り優先(Av)では、それに応じてカメラが自動的に露出を調整してくれますが、マニュアル(M)だと対応が困難です。えいっ、やぁ!とばかりに絞りやシャッタースピードを調整することもありますが、まあ諦めることも多いです。

私はフィルム時代からマニュアル派でしたので、飛行機など気合いを入れて撮るときはマニュアル(M)で撮影しています。絞りもシャッタースピードもちゃんと意識したいという意図もありますが、咄嗟(とっさ)のときは間に合わないってことも多いです。ところが、意図しない光の変化が思わぬ効果を及ぼすこともあって、マニュアルも捨てたモノではありません。

※未だにシャッタースピード優先(Tv)や絞り優先(Av)を使いこなせていないと言った方が正しいかも。

最近のカメラは30秒までシャッタースピードを設定できますので、6.バルブ(B)はほとんど使うことがなくなってきました。花火や雷、星の撮影などに効果を発揮しますが、そういう写真をあまり撮らないのも一因でしょう。これだけコンピューターが発達した世の中なので、カメラ側で12時間ぐらまで計測できそうなものですが・・・。