2.5 測光方式と撮影モード
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測光方式ってご存じですか?今のカメラならおそらく次の4つの方式を選ぶことができます。

1.評価測光
2.部分測光
3.スポット測光
4.中央部重点測光

通常意識しないで使っているのが1.評価測光です。ファインダーの中を256分割とか多くのセグメントに分割して測光し、カメラが撮影しようとするシーンを判別して標準露出を計算する仕組みで、記念撮影では結構正しい露出を出してくれます。

前回述べた露出補正幅もプラスマイナス1絞り程度の補正で十分ではないでしょうか?普段家族写真を撮るときは、この評価測光にして、撮影モードは絞り優先(Av)、プラス1/3-2/3補正で撮ることが多いです。人物は明るい感じに撮る方が好まれるのと、家族みんなが割と白っぽい服を着ていることもその理由です。

昔読んだ本には、Canonは風景写真を撮る人が多く、露出がややアンダーになるよう設定されているって話がありましたが、さもありなんって思っています。

ごく普通の順光の記念撮影では全自動モード(AUTO)にすることもあります。他の人に撮ってもらうときは、これが一番楽です。色々操作系の設定を変えていますので、普通の人は私のカメラを操作出来ないと思います。(‥ゞ

という訳で、便利なので普段はこの測光方式に慣れれば良いと思います。全ての撮影モードにも相性が良く、オールマイティな測光方式です。

ただ、大きな弱点が一つ。カメラがどのようなシーンか自動判別しますので、どのような補正がかかっているか良くわからない。カメラやメーカーによっても傾向が違う。シーンによっては本来プラス補正すべきシーンなのに、自動補正がかかりすぎてマイナス補正して適正になるという可能性もある。

だから、飛行機じゃなくて普通の記念撮影とか旅行なんかの撮影ならこれで十分だと思います。

まあ、使う必要のないのが、4.中央部重点測光です。連写一眼 Canon AE-1の時代の測光方式で、これが進化して評価測光ができました。

ちょっと慣れてくると使ってみて欲しいのが、2.部分測光3.スポット測光。両者の違いは、ファインダーの中央部、約12%の範囲を測光するのが2.部分測光で、中央部(又は測距点連動)の5%程度の範囲のみを測光するのが3.スポット測光です。

これはマニュアル(M)との相性が良く、基準の露出を決めた後、ファインダーの中の色々な部分を測光することにより何処が黒く潰れるか、あるいは白く飛ぶか確認し、調整することができます。

前回お話したように、写真の再現できる輝度の範囲はおおよそ6絞り。スポット測光を使ってピンポイントで確認するのも良いし、部分測光で大まかに判断するのもいいです。露出インジケータがプラスマイナス3絞り分の範囲が写りますので、写す前から写真のイメージを掴むことができます。

え?露出インジケータがプラスマイナス2絞りしかないって?

残念ながら、少なくともキヤノンにおいては上級者向けのカメラにしかプラスマイナス3絞り分の露出インジケーターが付いていません。ほとんどの人がマニュアル(M)を使っていないという市場調査に忠実なんでしょう。(笑)

それでも、基準値を一絞り変更すれば、手間だけど確認できないことはないです。そこまで厳密にしなくても試し撮りで逃げる手もあります。

もう一歩先に進むためにも理解しておいて欲しい内容ですので、たまにはこの組み合わせで遊んでみてください。

なお、私はCanon New F-1の時代から部分測光愛好家です。どんなカメラを使ってもこれなら感覚的に露出がわかるので重宝しています。

そうそう、複数台のカメラを使うようになって気が付いたのですが、基準となる露出計の感度に少しバラツキがあります。ですから、新しいカメラを買ったときは一応他のカメラと感度を比べて確認します。

気になるとき気はサービスセンターで調整可能ですから、複数台のカメラが同じ感度になるよう設定してもらった方が何かと便利です。勿論、同じレンズを使わないと比較になりませんので注意してください。