1.6 三脚など
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写真を撮るときは、カメラを三脚に載せて構図を決めてレリーズでシャッターを切る。これが「写真教室」でいう常識のようです。もう一つ言えば、猫も杓子もPLフィルター常備です。そして構図のポイントや露出は先生が教えてくださるので、後はシャッターを押すだけ。(‥ゞ

勿論ある場面では「正しい」のですが、これじゃ動いてるモノを止めることができない。風景写真じゃなくて飛行機を撮るのですから、手持ち撮影が原則。最近軽量化されていますが、昔は400mm/2.8クラスの5kgもあるレンズを着けて振り回す豪傑もいるぐらいですから、400mm/5.6や500mm/4ぐらいのレンズは、当たり前のように手持ちです。

ですから、まず手持ちで振り回す訓練をしてください。左手でレンズを持ち、右手はカメラのグリップをしっかり持ちつつ人差し指をシャッターに置きます。ファインダーを目で覗き、カメラの裏面を鼻に押しつけて、ブレを防ぎます。動いている被写体を追いかけるポイントは、脇を締めて腰を中心にカメラを振り回すことです。

#女性の場合はお化粧がカメラに付いたり、気になるかとは思いますが、割り切りましょう。(‥ゞ
#さすがに、これは経験がないのでアドバイスのしようがありません。
#背面の液晶を見て撮る方法もあり得ますが、カメラをきっちり保持できませんので、飛行機撮影には不向きです。

IS(=イメージスタビライザー、手ぶれ補正装置)なんてなくても、1/焦点距離x1.6(=センサーのサイズによります。キヤノンのAPS-Cで1.6、APS-Hで1.3、フルサイズで1、ニコンなどのAPS-Cは1.5を入れてください。)のシャッタースピードでちゃんと手ぶれのない写真が撮れるよう努力してください。

とは言うものの、最近は高感度性能が格段に進歩していますので、夜間撮影も簡単にできる時代。とは言ってもきっちり止めるには、手持ちだけでは大変ですので、三脚が必要となってきます。

で、三脚はしっかりしたものが必須です。少なくとも脚だけで2万円程度の中型三脚(カーボンじゃなくて良い)を狙ってください。もう一つ大事なのが雲台。とりあえず数千円〜1万円程度の精度の高い自由雲台を手に入れたら良いと思います。

#いや、なんで三脚や雲台がこんな高いって思うんですね。最初は。でも、安い三脚や雲台じゃ何の役にも立ちませんので、自分が今必要としているクラスのワンランク上のものを購入しておく方が、後々買い足さなくて済みます。

三脚にカメラを固定して撮るのが主体ではなく、動いている飛行機を追いかけながら撮影するって手法ですので、別にレリーズは不要です。2秒タイマーを活用する方法もあります。

私の場合、約10年の思案を経てジッツオのカーボン三脚油圧雲台に辿り着きましたが、油圧雲台に関してはこれでも最低ラインだと思います。

三脚を持つのが面倒だと言う人には一脚も有効です。特に重たいレンズを振り回すときには重宝しますので、自分の腕力に応じて活用するのもいいでしょう。もちろん、一脚にも雲台を着けてください。

その他、あった方が良いと思っているものをコメントしておきます。

■レンズフード

本来は、横から入ってくる余分な光を押さえ、フレアやゴースト対策の道具なんですが、ズーム全盛の今では、あまり効果がないような気もします。それよりもレンズを物にぶつけた時の保護カバーという認識の方が正しいと思っています。小雨よけにもなりますので、別売の場合は、必ず購入して活用すべきです。

■フィルター(プロテクトフィルター)

レンズフードと同様にレンズの保護のために着けておくべきアイテムです。但し、余計なレンズが1枚増えますので、夕日など太陽をファインダー内に入れる場合や、輝度差の大きい夜間撮影の時は外しておく方が無難です。

最近は夜間撮影が増えましたので私は保護フィルターを外していますが、初心者の方は、精神衛生上付けておくべきというのが、私の持論です。

■PLフィルター

青空を青く、白い雲を雲らしく、青い海を透明感のある海に、新緑をより美しくできる魔法の?アイテムです。風景写真においては必須のアイテムとなっていますので、常備しておくべきでしょう。結構値段が高いので、理想とすればレンズフィルターの口径ができるだけ一致するように、レンズシステムを構築した方が良いです。

■ブロアー

レンズやファインダーに付いた埃を吹き飛ばす道具です。大きめのものを一つ買っておけば良いでしょう。

■レンズペン(エツミ 商品名)

レンズに付いた指紋などを掃除する道具。ブロアーで余分な埃を取り除いた後、これでレンズを掃除、再度ブロアーすればOKです。これにより、レンズを傷つける心配が格段に減りました。

■カメラバック

色々ありますが、デイパック形式の方が両手を自由に使えるので便利かなと思います。機材が増えればキャニスター付きのものが便利でしょう。後はお好みで。別にカメラ専用のものでなくても十分です。カメラやレンズをタオルでくるんで今持っているバッグに入れても良いと思います。

■メモリーカード入れ

今はSDカードが主流になってきていますが、これは小さいので無くしたら大変です。ちゃんとケースを買いましょう。また、今は大容量のカードが出回っていますが、万一カードが壊れたり、紛失したことも考え、適度な容量のもの(今だと8Gぐらいか)を数枚持っているのが良いかと思います。

■帽子

空港の周りに日陰は少ないです。特に夏場は日射病や熱射病にならないよう帽子の着用が必須です。できるだけつばの広いハット形式の方が良いと思います。勿論小雨よけにもなります。

■手袋

冬場の撮影を想定して、指先が手袋から出せる手袋を調達しておいた方が良いです。釣り道具屋さんとか、色々物色しないとなかなか良い物がありません。私は、真冬には使えませんがエツミから出ているセーム皮の手袋を愛用しています。