1.1 飛行機を撮影する
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デジタル時代になって、写真撮影が楽になりました。誰でもカメラを向ければ写真が撮れるし、連写すれば、たまには良いカットも撮れます。フィルム時代のように悩むことが無くなってきたと思いますが、趣味としてよりよい写真を撮りたいという人のために、常々私が思っていることを書きます。

もちろん、撮影方法は人それぞれ、経験を積んで自分なりの「解」を見つければよいこと。この文章が、その一助になればと思います。そして、飛行機写真の輪がどんどん広がっていって欲しいと思います。

そこで、まず、飛行機を被写体にしようとされていますが、飛行機を本格的に撮影するためには、それなりの準備がいると考えておいてください。

おそらく、記念撮影なんてスマートフォンの独壇場でしょう。何も考えなくてもすっごく綺麗な写真が撮れます。ホント、デジタル一眼レフ(=デジタル一眼、ちゃんとクイックリターンミラーが入っているもの。)なんて使うのが馬鹿らしくなります。

むやみに敷居を上がるつもりはありませんが、今ある機材で不満がある人は、デジタル一眼を買ってください。デジタル一眼で不満のある人は、何が不満なのか、十分考えてください。ちゃんと機材を使いこなしていますか?ここがポイントだと思っています。

#最近はミラーレスのデジタル一眼のAFも進化しています。使ったことが無いのでコメントが難しいですが、これから入るのもありかもしれません。但し、使い込むほどミラーのあるデジタル一眼が欲しくなるかもしれません。

もっと根源的な話をしますと、「何故飛行機を撮影しようと思うのですか?」ってこと、真剣に考えたことがありますか。「好きだから」って一言で十分なんですが、自分なりに「撮りたい!」って「想い」がないと、結局満足できる「作品」なんて出来ないと思います。

「気持ち」であれ「気合い」であれ、なにかそのシーンに対する自分の「想い」が、単なる空飛ぶ機械に命を吹き込むと思います。

これからどんどん動画の性能が上がってくるでしょう。(あるいは、連写のスピードが動画に追いつくでしょう。)動画で追いかけて気に入ったシーンを切り出して写真にしてみる。報道ならばそれで十分だと思いますが、そこに「作品」としての感動があるのか。私は大いに疑問と思っています。

#意図してそういう撮り方をするならば、それもアリと思います。
#ほんの一瞬に全てが決まるような場合、全身全霊をシャッターに賭ける。いいじゃないですか。
#でも24時間カメラを回し続けて、写っているものを切り出すっていうのは、趣味じゃなくて仕事です。

おかしいもので、誰でも簡単に撮れてしまうと、努力して差別化する部分、「想い」を込める部分がなくなってしまうので、写真が「趣味」として成り立たなくなるのではないかと少し危惧しています。